【前編】「埼玉スタジアム2〇〇2」の見学ツアーに参加してきました!

2019.09.11出かける

オリンピック・パラリンピックを1年後にひかえた2019年8月。今回はオリンピックでサッカーの試合会場にもなっている「埼玉スタジアム2〇〇2」を取材し、普段選手や関係者しか入ることができない貴重な場所を案内していただきました。

まずは、見学ツアーの説明から

今回の参加者は30名ほど。ファミリーでの参加が多く、サッカーファンの子どもたちもわくわくしているようすです。まずは、本ツアーの注意点の説明から。飲食のルールや団体行動についての説明をしっかり受けて、早速ツアースタート!

関係者しか入れないレアスポットへ

選手たちの記者会見や日本代表の挨拶を行う「ボールルーム」 や、試合後の選手インタビューに使われている「ミックスゾーン」などを見学したあとは、関係者のみ入ることができる裏側へ。中には「選手入口」と言われる、試合前の選手たちが入ってくる出入り口が。ここから本多選手や長友選手も入ってくるのだそう!

徹底したフェアプレーを実現する

つづいて、試合後の選手がエネルギー補給をおこなう「ラウンジ」へ。エネルギー補給と聞くと、果物や栄養ドリンクなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、この埼スタを本拠地としている「浦和レッズ」の選手たちは、試合後は決まって“カレー”を食べるのだそう。たしかにカレーを食べると元気になりますよね!みなさんもぜひ運動後はカレーを食べてみてはいかがでしょう。

さらに、この「ラウンジ」には、選手たちのフェアプレーを誓う黄色い旗も。ここには選手たちの直筆サインが書かれ、その横にはめったに見ることができない選手たちの直筆署名も飾られていました。
「埼スタ」は、全国のスタジアムの中でも“中立なスタジアム”であることで知られています。サッカーにおいて、本拠地で試合を行うチームが相手チームに対してもつ優位性のことを「ホームアドバンテージ」といいます。例えば、スタジアム内でホームの選手を優遇したり、使用する施設の仕様に差があったりなど、ホームの選手と相手選手がフェアではない状況のことを表しています。
しかし、埼スタは“中立なスタジアム”。つまり、ホームの選手も相手選手も平等に扱い、フェアに戦えるような設備となっているのが大きな特徴なのです。そのため、この「ラウンジ」の反対側には、同じく相手選手の「ラウンジ」もあり、同じように時間を過ごすことができるように設計されています。

続いては、待望の選手のロッカールームへ!

実際に日本代表選手や浦和レッズの選手たちが使っているというロッカールーム。選手のサイン入りユニフォームやスパイク、選手が置いていったものまでが飾られていました。ロッカールームはポジションごとに席が決められているそう。なんと日本代表の本多選手や長友選手が座ったという席も!参加者もとても盛り上がっていました。

また、「埼スタ」の床の色は赤色。全国でも珍しいデザインです。これは、“闘争心”を表す赤色なんだそう。もちろん、相手チームのロッカールームの色も赤色で、“お互いに良い試合にしよう!”という意味が込められているそうです。

「ウォーミングアップルーム」でボール遊びを体験

続いては、選手たちが試合前に時間を過ごす「ウォーミングアップルーム」へ。選手たちはこの部屋でストレッチをしたり、簡単な運動をしたりと試合に向けて準備をします。見学ツアーでは、この「ウォーミングアップルーム」で実際にサッカーボールを使って遊ぶことも! 床は柔らかく、天井にはネットがついているので安全性もばっちり。

日本代表の入場曲でピッチへ入場!

そして、続いては選手がピッチへの入場の際にのぼる「トルシエ階段」へ。「トルシエ階段」とは、かつて2002年の埼スタ建設時に日本代表の監督であったフィリップ・トルシエ監督に由来するもの。当時の設計上、横幅が2メートルしかなかったこの階段では、選手たちがエスコートキッズと並んで歩くことができないということから、現在の4メートルに変更するように助言をしたのだと言います。

見学ツアーでは、実際にスタジアムの音響を使って、日本代表の入場曲とともにピッチへ入場。この見学ツアーでしか体験できないことなので、大人も子どもも大盛り上がり!

続いては実際に試合が行われるピッチをご紹介します。
▶「埼スタ」見学ツアー後編はこちら

美園人編集部
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