アートを通じて、ヒト・モノ・コトをつなげる
アートの“力”を通じて新たなコミュニケーションを育む「美園アートプロジェクト【M-art】」、その第2回目のワークショップが開催されました。今回はプロジェクト一員であり、浦和市内で子どもの造形教室やカルチャースクールなどの講師をしていらっしゃる、近内さんが講師をつとめます。
季節にちなみ、ワークショップの題材は「竹風鈴づくり」。切った竹を紙やすりで削って色を塗り、太めのテグスが通る穴を開けます。それを3つと板状の竹を、上の部分から吊り下げると涼し気な風鈴の完成です。
近内さんは、プロジェクトの思いをこう語ります。
―――普通の教室では知育や情操教育を目的にしていますが、「美園アートプロジェクト【M-art】」では、地場の物を使ったり地元に根付いたものを作り上げたいと思っています。アートに触れることによって喜びや楽しみを実感できますし、触ること、見ることがすべてがゆくゆくここに根付いていきますからね。
将来的に子どもたちには、この活動だけに留まらず、いろいろなところで作家の作品や良いものをたくさん見てほしい。それを美園に持ち帰ってきてくれれば、美園全体のアートの感性が上がっていきますから。このプロジェクトがそういったきっかけのひとつになればいいですね。