7/2大門美園ジュニアスポーツフェスタにお邪魔しました!
身体を動かすのって楽しい!
7月2日さいたま市立美園小学校体育館で開催された大門美園ジュニアスポーツフェスタ。2021年から始まり、大門上池調整池広場などでも開催されてきたこのイベントは、大門美園自治会員を中心に、浦和美園周辺地域にお住まいの方も参加可能なスポーツイベントとして定着してきました。
大門美園自治会主催のこちらのイベント。自治会長の綾部匡之さんは、浦和美園にある「ゆうすずこどもクリニック」院長でもいらっしゃり、子どもたちの「身体」と「心」の成長のために「楽しく身体を動かせる機会」を設けるべく取り組まれています。
健康志向の高まりの一方で、コロナ禍でのリモートワークの浸透等による外出機会の減少もあり、スポーツや運動に関心があり日々実践されている方と全くそうでない方との「運動習慣」の二極化が懸念されている昨今ですが──実はこの問題、大人に限った話ではなく、子どもたちの「運動習慣」も同様の傾向が危惧されていること、ご存知でしょうか。
普段の生活の中で、運動経験の少ない子や、体育の授業に自信のない子たちは、どうしても身体を動かす&スポーツを楽しむことから離れがちになってしまいやすいのですが、綾部さんは、子どもたちに「身体を動かすのって楽しい!」と思ってもらえる様々な企画やイベントを生み出しています。
今回で4回目の開催となる大門美園ジュニアスポーツフェスタ。それでは早速、現地レポートをお届けします!
パルクール体験コーナー
パルクールとは、日本パルクール協会によれば、「走る」「跳ぶ」「登る」といった移動に重点を置く動作を通じて心身を鍛えるスポーツ(運動方法)です。パルクールは主に「スポット」と呼ばれる周囲の環境を利用して練習を行います。どのような環境でも自由に、かつ機能的に動けるようになることを前提としているため、「スポット」に条件はなく、まちなか・公園・森・岩場など、どんな環境も「スポット」になります。今回は体育館での体験なので、おなじみの跳び箱や平均台が用意されていました。
普段から身体を動かしている子どもたちも、同じスポーツばかりしていると使う筋肉が偏ることもあります。いつもとちょっと違う運動をすることで、のびのび身体を動かし、異なる身体の使い方を意識するきっかけになります。
SENDAI X TRAIN所属の佐藤惇コーチ、山本華歩コーチのリードで進みます。コーチからのほんの少しの声掛けでも、子どもたちの動きがどんどんダイナミックになっていきます。
食い入るようにコーチの動きを見つめる子どもたち。どうしたら、あんなに高い跳び箱を越えられるかな?
お手本からヒントをもらって自分でも考えます。そして迷わず挑戦!みんな真剣に考えています。
ボクシング体験コーナー
近年子どもの習い事としても人気というボクシングですが、普段あまり触れる機会のないスポーツでもあります。今回の体験の親子向けプログラムでは、年少さん以上から参加できるミット打ちとボクササイズもありました。まずは軍手をはめて、準備万端です。
利き手ではない方の手を使ってみましょう。小熊ボクシングジム所属の田之岡条選手のレクチャーです。あれれ、思った以上に難しいね。思わずバランスが崩れます。
二人一組でステップを踏んでみます。クロスして、開いて、クロスして、相手の肩に手を置いて・・・。見ているだけでこんがらがります。モデルの澤井一希さんもゲスト参戦!(バチェロレッテジャパンシーズン2出演中!)
初めてのグローブに少し緊張気味かな。とっても似合っています。
サポートトレーナーはなんと日本スーパーフェザー級1位の中川兼玄選手(角海老宝石ジム)&長谷川耀大選手(小熊ボクシングジム)です。
最初はコワゴワ手を出していた子も、全身を使ってだんだんいい音が出るようになってきました。
どんどんコツがつかめてきたようです。決まってるね!
同時開催★アンチクラムジーステーション体験会
協賛企業ブースでは、フィジカルコンディショニングトレーナーによる身体の使い方指導、臨床心理士による子育て相談会、アロマ体験会、プロアスリートを目指す子どもたち向けの身体操作トレーニングの体験会や、小学生以下のキッズのためのビジョントレーニング体験を兼ねた託児もあり、パルクール体験&ボクシング体験の他にも様々な催しが行われていました。盛りだくさんだった今回のイベント。少しだけ紹介します!
「Z-IRIAコンディショニングスクール」の、プロアスリートが受ける身体操作トレーニング体験。元浦和レッズの野田紘史さん(ハイアルチ浦和店店長)もゲスト参加です。
もっとしっかり腰を上げてみよう!
「のびのびじょん」のビジョントレーニング体験。年少さん~の託児も兼ねています。
「ハンドメイドショップMuka」のアロマ体験会。良い香りがただよいます。
続けることで、地域に根付かせていきたい
イベント中、終始忙しそうに走り回っていた綾部さん。合間をぬって、お話をきかせていただきました。
「普段あまり運動をしていない、得意ではない子どもたちに、純粋に『楽しかった』と思ってもらえるようにしたくて、いろいろ企画しています。準備や時間の面でも、金銭面でも、地域の方が負担なく参加できるイベントとして、続けることで、いろいろな方面から応援していただけるようになってきました。
子どもたちが『このまちにはこんなイベントがある』と経験をとおして思ってもらえるように、これからも続けていきたいです。
ただ今回は、企画したときにここまで暑くなると想定していなかったので、運動強度を落とさざるを得ませんでした。次回からはもう少し涼しい時期に開催します。」
スポーツや運動だけでなく、今回の協賛企業ブースにもあるような、例えば、「子どもの姿勢が悪い」と気づいたときに、どうしてよいかわからない保護者の方へのアドバイスをする、といったプロとの接点にもなっている綾部さんの取組み。
今後ますます目が離せません!
ご興味のある方は、ぜひ下記のWEBサイトもチェックしてみてください。
■大門美園自治会長の部屋 (daimonmisono.jp)
■さいたま市浦和美園駅近くの小児科|ゆうすずこどもクリニック (yusuzu.jp)
■浦和美園駅|アンチクラムジーステーション (anti-clumsy.jp)
イベント終了後には、率先して後片付けや掃除をする子どもたち。暑さも物ともせず抜群の笑顔でした。またみんなで集まるのが楽しみだね!